CNN Fear and Greed Indexとは
Fear and Greed
Indexとは、市場のムードや投資家のセンチメント測る指標で米国大手メディアのCNNが独自に計算、公表しています。
日本語では、恐怖(Fear)と貪欲(Greed)指数などと呼ばれています。
指数は0~100の値を取り、低いほど市場が恐怖を感じている状態、高いほど市場が貪欲になっている状態であることを示しています。
0~25: EXTREME FEAR (極端な恐怖)
25~45: FEAR (恐怖)
45~55: NEUTRAL (中立)
55~75: GREED (貪欲)
75~100: EXTREME GREED (極端な貪欲)
非常に有益な指標なのは間違いないですが、(VIX等の指標と違い)BloombergやYahoo finance等大手の情報サービスで提供されていないため、CNNのサイトに毎回足を運ぶ必要があるという点が難点です。
そこで、今回XのBotを作成し簡単にモニタリングできるようにしたわけです。
Fear and Greed Indexの構成要素
ところで、Fear and Greed Indexはどのように算出されているのでしょうか?
CNNのサイトを見ると、株式市場の動向を測る7つの指標から構成されていると書かれています。
以下の7つです。
① 市場のモメンタム: S&P 500 とその125日移動平均の乖離
② 株価の強さ: 最高値を付けている銘柄数と最安値を付けている銘柄数の比較
③ 株価の幅: 上昇銘柄の取引高と下落銘柄の取引高の比較
④ プットオプション、コールオプション:
プットオプションとコールオプションの取引量の比較
⑤ 市場のボラティリティ: VIX指数の動向
⑥ 安全資産の需要: 株式リターンと国債リターンの差
⑦ ジャンク債の需要:
ジャンク債(低格付債券)と投資適格社債(高格付債券)の利回り差
Fear and Greed
Indexは、これら7つの構成要素が平均的な水準からどれだけ乖離しているかを総合的に捉える指標です。
各構成要素のウエイト(重要度)は均等にされています。
Fear and Greed Indexは果たして資産運用に使えるのか?
Fear and Greed
indexを使って、米国株式市場の動向を予測できるかどうか検証した論文があるので紹介します。
Hugh Farrell, Fergal O'Connor
"The CNN Fear and Greed Index as a predictor of US equity index returns:
Static and time-varying Granger causality"
Finance Research Letters, Volume 72, 2025
この論文の主な分析結果は3点あります。
- 2011年~2020年の期間において、Fear and Greed indexが米国株インデックスのリターンを予測することが示された
- Fear and Greed indexは株式リターンの予測においてVIXをアウトパフォームした
- Fear and Greed indexの予測力は期間によって変動し、2014年以前が最も予測力が高かった
これだけ聞くとFear and Greed
indexを有効活用すれば儲けられそうな気がしてきます。
しかし、残念ながらそう簡単ではないようです。
論文中では、以下の注意点についても併せて言及されています。
- 2021年~2024年の期間において、Fear and Greed indexの予測力は低下している
- Fear and Greed indexを使って得られる超過リターンは大きくなく、取引コストで帳消しになる恐れがある
つまり、この指数を基に短期売買するのはあまり意味がなさそうですが、参考情報としてモニタリングする意義はあるのではないかと思います。
X botの紹介
Fear and Greed
indexは日頃モニタリングする意義のある指標だと思いますが、毎日CNNのサイトにアクセスするのはやや手間です。
そこで、X(旧Twitter)のBotを作成しました。
このようなポストを毎朝8~9時頃にしています。
Fear and Greed Index以外の投資家センチメント指標として、VIXとBull-Bear
Spreadも掲載しています。
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